巾木は必要!?意外な役割とメリットデメリットを見てみよう!
こんにちは。
家の中にあるものでも意外と名前を知らないシリーズ、巾木。
ハバキって読みます。
床と壁の間にある、薄い板です。
この巾木の話を最近することが多かったので、取り上げてみます。
巾木って、何でついてるの?って思ったことはありませんか?
ついてると埃がたまるし、別になくてもいいのでは?!
実は、巾木には大きく二つの役割があります。
①床と壁の隙間を隠す
②掃除機等から壁を守る
それぞれ解説します。
①床と壁の隙間を隠す
工事の時、どうしてもミリ単位の誤差は出てしまうため、壁と床(一般的にはフローリング)の間には若干の隙間ができてしまいます。
その隙間を見えなくするのが巾木の役割です。
②掃除機等から壁を守る
隅っこの方のゴミを掃除機を吸うとき、掃除機を壁にぶつけますよね?
多くの場合、壁の仕上げに貼られているのはビニルクロスなので、巾木がないと毎回掃除機がぶつかって、そのうち破れてきます。
でも、
デザイン上スッキリ納めたい!
とか
ホコリが溜まらないようにしたい!
という声があることも知っています。
では、そんな両方を満たす巾木の作り方はあるのでしょうか、、、
はい、あるんです!!
(もったいぶるなよって?はい、すみません。)
巾木は写真の①の出幅木が一般的ですが、②や③のような納まりもあります。
②は壁材を二重に貼って、巾木が壁に入っている納まりとする方法。
そして③はアルミの金物を使う方法です。
下の写真は③の納まりです。
(森田アルミ工業様HPより拝借)
かなり薄く、スッキリさせることができます!
その他にも、そもそもかなり薄い巾木も既製品であったり、
L型の金物を使って納めたりと、
巾木の世界はかなり奥が深いのです。
もちろん、金物を使ったり壁を二重にしたりするとコストアップになりますし、
目立たない靴下のオシャレみたいな感覚ですが、
建物が一味も二味も違った仕上がりになりますので、
こだわってみてもいいポイントではないでしょうか?
以上、マニアックなお話でしたが、
これからはぜひ、街中でも巾木ってどうなってるの?って見てみてくださいね!
ではまた!
(byヌマ)
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